Lecturer
木下 哲人(Tetsuhito Kinoshita)
博士(美術)
専門:美術・工芸(鍛金)
専門は鍛金という金属加工です。しかし研究室は金属加工だけにとどまらず、木材や樹脂といった様々な素材の加工も行います。デザインしたものを適切な素材で実作する表現活動を行っています。研究面では様々な公園に設置されているモニュメントの立地特性の比較や、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)と木材を利用したハイブリッド材を用いた自転車等のフレームの開発を行っています。
GFRPによる自転車フレームの実作
卒業研究成果展にて
古民家の活用を考えたピザ窯の実作風景
中川 一人(Kazuto Nakagawa)
博士(工学)
専門:材料学
材料の作り方・使い方を中心として研究を行っています。新しい材料を作り出す・製品を提案するだけではなく、既存の材料より知識や実例を用いて、幅広い素材選択肢から解決策や適切なアプローチの気づきを得ます。新しい材料の魅力と可能性を発見し、新しい用途の提案を行います。また、建築物や製品の経年変化を調査することにより、製品のライフサイクルコスト低減についても研究しています。
実験風景(鋳造)
軍艦島での建物劣化調査
製品開発 pMDIスペーサー
吉田 悠(Haruka Yoshida)
博士(工学)
専門:UI/UXデザイン・サービスデザイン
ユーザーにとって魅力的な製品・サービスはどのようなアプローチでデザインすることができるのかという方法論を研究しています。インタビューや現場観察等のデザイン・リサーチの手法を用いてユーザーにとっての魅力的な体験(UX)を発想し、それを実現するためのプロトタイピング手法やユーザーインタフェース(UI)技術、デザイン評価手法を実践的に研究します。
プロトタイプ評価の様子
研究室の様子
ゼミでの行動観察の様子
早川 健太郎(Kentaro Hayakawa)
博士(工学),一級建築士
専門:建築形態創生・最適化、折紙工学
自然物・人工物を問わず、「もの」の形態=形状や大きさ、素材などの包括的なものの有り様を決定する背景にはさまざまな要因・条件が関わっています。私が専門とする「形態創生」・「最適化」といった分野では、数学や物理などの数理的な知識・技術を活用しながらコンピュータで計算可能なかたちでこうした条件を表現し、最適なデザインを探索します。見た目だけでなく、強度や機能性、コストといったさまざまな要素が調和した形態を数理的なアプローチで探求することは、コンピュータ技術の発展とSDGsの意識の高まりとともに今後ますます重要になるでしょう。
剛体折紙の折畳み解析
施工性の高い可展面で構成されたシェル
平面から「折る」ことで施工可能な屋根構造